昨年に引き続き、菅島小学校との交流学習を行いました。今年は夏の交流が中止となりましたが、冬の交流は香肌小の全校児童と菅島小の5・6年生とで実施することができました。鳥羽市の海の博物館では、それぞれの学校紹介やジェルキャンドル作りの体験プログラム、学術員さんから菅島についてのお話を聞かせていただくなど、たくさん学ぶことができました。香肌地区の櫛田川からの水が菅島へも行っていること、上流の香肌地区の水が汚れると、海の水が汚れてしまい、海の生き物が生きられなくなり、菅島の海女さんや漁師さんが漁をするサザエやアワビにも影響を与えるということを聞いて、美しい川を守っていくことの大切さと遠く離れているように感じる香肌小と菅島小はつながっているのだということを強く感じました。
菅島小の校長先生が昨年度の交流の際、交流の証として飯高から菅島にわたった鹿の骨をもってきてくださいました。香肌っ子にとっては、久しぶりのご対面です。鹿の骨も一緒に入ってみんなで記念撮影をしました。そして、飯高の鹿はまた海を渡り、菅島小へと帰っていきました。
その後、伊勢市の伊勢シーパラダイスへ移動し、海を見ながらの昼食と2校の混合グループでの班行動で海のいきものたちとふれあいました。大きなセイウチにびっくりしたり、かわいいペンギンやカワウソにほほ笑んだり…。ゴマフアザラシと記念写真も撮りました。中でもイルカとのキャッチボールやトドのショーは子どもたちも大喜び。初めは緊張気味だった子どもたちも、班で行先を相談したり、お土産を一緒に買ったりする中で、自然になかよくなっていったような気がします。GOTOキャンペーンでもらった一人千円のクーポンをお土産用に使いました。ちょうど千円になるように一生懸命考えて品物を選ぶ子どもたち。実際に体験しながらのいい算数の勉強になったのではないかなと思います。バスの中での終わりの会では、一人ひとり感想を発表しました。同じ三重県でも遠く離れた香肌小と菅島小。全校児童はともに14人…。この交流を今後へもつなげていきたいですね。