3,4年生が昔のくらしを学習するために川俣資料館を訪問しました。地域のみなさん10人ほどの方が迎えてくださり、子どもの頃の生活や遊び、道具について詳しくお話ししてくださいました。子どもたちはこれまでに自分で調べたことや聞いたお話の中で疑問に思ったことを質問したり、メモしたりして一生懸命学びました。後半は、資料館の中を回りながら、わらから縄をあんだり、昔の農具を使って脱穀、精米を体験したりしました。実際に石うすをまわして大豆をきな粉にしたり、洗たく板をつかって手で洗たくをしたりもしました。最後には、昔の大家族の食卓のようにみんなで丸いちゃぶ台を囲み、用意していただいた麦飯のおにぎりや大根などの煮物、手作りの梅干し、たくあん、にぼしなどをいただきました。おじいさんやおばあさんが子どもの頃は、水をくんだり、ランタンに油を入れたり、農作業を手伝ったりすることが子どもの仕事であり、子どもも家族の中で立派な働き手だったことがよくわかりました。また、丸太で作った道具で山の斜面を滑り降りたり、竹を編んだ道具を川にしかけ、魚を捕まえたりすることが子どもの遊びだったことも教えてもらいました。今のように便利ではないけれど、自然とともに生活し、智恵を働かせ、工夫しながら生活することの素晴らしさを子どもたちも感じることができたのではないでしょうか。地域のみなさん、貴重なお話と体験、本当にありがとうございました。